新刊『宮沢賢治の菜食思想』ご案内

鶴田静新刊ご案内
6/10発売になります。
『宮沢賢治の菜食思想』(晶文社) 2310円(税込み)304頁
本書は1999年刊『ベジタリアン宮沢賢治』をもとに、改筆・増補のうえ刊行されました。この新装版には 賢治の描いた「教材絵図」の全図49点がカラーで掲載されています。また賢治にまつわる料理が、鶴田のレシピで14点併載されています。

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ソローヒルの庭新連載12


     「ソローヒルの庭 12ヶ月52週」
     第12週  2013/5/20から
芳香の庭 小満の節気

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 緑葉(りょくよう)の色が室内にまで染み込んでくる。そんな日に、自生のウツギとノイバラの真っ白い花が満開なのは喜悦である。ウツギもノイバラも、農道や庭のあちこちで大きな茂みとなり、匂い立っている。どちらの枝も滝の流れのように枝垂れ、花が咲き溢(こぼ)れている。

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ソローヒルの庭新連載11

11週  2013/5/13から

夢想のバラ園 ゛ビヂテリアン宣言゛

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ウイリアム・モリス


「花の女王」と西洋で称されるバラの季節の到来。「薔薇は、精巧な形と微妙な質感と優美な色調を持つ花の中の花、女王である」と讃えているのは、イギリスの作家・美術工芸家のウイリアム・モリス。

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ソローヒルの庭新連載10

10週  2013/5/6から
翡翠色の若木 母の日

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 雑木林の幼かった苗木はようやく若木となって、翡翠色の影をまっすぐに通している。信州からやってきた木々も、ついに根付いたようだ。これらが大木になるのをいつか見ることが出来るだろうか、とふと思う。そんな私の思いを知らず、若葉風が小さな緑林を吹き抜けていく。 

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ソローヒルの庭新連載 9

「ソローヒルの庭 12ヶ月52週」   
 第9週  2013/4/29から
苗植月(なえうえづき)の庭仕事  九条と子どもを守る

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 五月、うるわしの五月!  真緑が照り映えている。常緑樹の葉から、まるでたった今蜂蜜を塗ったように、光がしたたり落ちているのだ。萌え出た若葉は葉を厚くし、色を濃くして生長を誇っている。季節と共に変容する植物。

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