ソローヒルの庭新連載 8

「ソローヒルの庭 12ヶ月52週」
   第8週  2013/4/22から


「アースデー」と燕 そして草毟り

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 朝露に濡れた瑞々しい若葉が、炎のごとく家と庭を包み込んでいる。清らかな水蒸気が漂ってきて、思わず深呼吸。家族全員で陽光の中の庭を廻る。

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ソローヒルの庭新連載 7

以前執筆した朝日ビジュアルシリーズ「野菜づくり花づくり」
の連載エッセイ「ソローヒルの庭から」を大幅に加筆改稿して1年間52回
週刊連載します。自然を愛する人々、田舎に住みたい方々に読んでいただければ幸いです。
文・鶴田静 / 写真・エドワード・レビンソン 禁転載

ソローヒルの庭 12ヶ月52週」
   第7週  2013/4/15から 穀雨  ゛季(とき)のご馳走゛


 夏日になったと思ったら、霜注意報も出た。冷たい風が吹きまくる日もある。北の方では雪が降りまくる。最近の天候は、世の中と同じように荒れ狂っている。自然さえ、世相を反映するのだろうか。

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ソローヒルの庭新連載 6


     「ソローヒルの庭 12ヶ月52週」
   第6週 2013/4/8から

花祭 カエルの声山

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 花祭に訪れた近所の小さなお寺の誕生仏は、花御堂の中に立たれていた。
仏教徒ではないけれど、甘茶をかけてお祝いする。誰の誕生日でも祝いたいもの。

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ソローヒルの庭新連載 5

「ソローヒルの庭 12ヶ月52週」
第5週     2013/4/1から
桜花—穀物の精霊

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3月の異常な暖かさで、庭の4本のソメイヨシノが2週間も速く花盛りとなった。前年には、私は日本の伝統色で「灰桜」と呼ばれる色の和服を着て、桜の木の下で記念写真を撮ったっけ。
 うっすらと紅がかった白い花は、日光の反射で透き通っている。まさに春の宝石だ。満月が少し欠けただけの月の光は、夜の花を雪に見せる。しかし壊れやすい宝石や溶けていく雪のように、桜花の命は短い。数日間、その輝きを保っているがやがて、零れ桜となりそれから、深紅の桜蕊をあたり一面に降り敷く。花びらは微かな風にも吹雪いて、その潔さを見せつける。「あなたもこんな生き方をしてみなさい」と。 続きはこちらへ