雑木林の幼かった苗木はようやく若木となって、翡翠色の影をまっすぐに通している。信州からやってきた木々も、ついに根付いたようだ。これらが大木になるのをいつか見ることが出来るだろうか、とふと思う。そんな私の思いを知らず、若葉風が小さな緑林を吹き抜けていく。
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