菜園から

地球の菜園から沢山の種類の植物が届きます。ノビ ル、すぎな、つくし、あざみの葉、よもぎの葉、
すいば、ふき、ほとんどの野の葉っぱが食べられるのだから、健康に良く、無料で手に入り、旬の時だけの味わいを楽しめるのです。あく抜きとか、大変そうな ものもあるけれど、たいてい天ぷらにすると簡単で無理なく食べられます。
私 の野菜花壇では、ニンニクとタマネギがすくすくと育っています。
また、昨年から新しく作り始めたしいたけも、少しずつ顔を出しています。ブロッコリーには淡いクリームの花がつぶつぶになって咲き、そろそろ大根にも花が 咲きそう。春菊の花はまだ先。冬の野菜は春の花になるのです。
春にんじん、サヤエンドウとグリンピースのセット、ついでに切り花用のスイートピーも一緒に育っています。赤蕪とレタスも今が食べどき。
これからはいよいよ夏野菜の植え付けと種まきです。


今月のベジタリ アン料理

 先月、花巻で行われた「極東ビヂテリアン大祭」の交流会料理は雑穀料理のすばらしいものでした。その時に、 私もレシピを提供しました。
一人暮らしをしていた賢治は、ご飯に豆腐、納豆、油揚げという簡単なものを食べていました。また西洋料理も好きで、舶来のものは何でもすきでした。そこ で、そんな賢治に捧げる、豆腐の西洋料理です。ストロガノフはハンガリーの肉料理ですが、豆腐をメインに。サワークリームやクリームチーズで作れば、一般 的な味になります。
賢治の愛したバラ「日光」の原産がハンガリーなのでこじつけました。
また、ナゲットは、チキンが普通ですが、味付けをした豆腐で作るのも大変においしいです。この二種は私の料理の定番です。私の料理の本にも度々出てきま す。

豆腐ストロガノフ(サワーソース煮) 4 -6人分
〔材料〕
サワーソースーー豆腐3/4丁(または豆乳1カップ) サラダ油大さじ3 酢大さじ3 しょうゆ大さじ4 ワイン大さじ2 練りがらし少々 

        トマトソース1/3カップ(なくてもいい)
具は季節によって新鮮な野菜を。上の写真の場合、キノコ類を。
こんにゃく1丁 豆腐2丁
きのこ(しいたけ しめじ えのきだけ、マッシュルームなどなんでも。春にはキャベツやタマネギ、春椎茸など)を合わせて小ざるに1杯 
たまねぎ1個 にんにく1片 にんじん、ねぎ、青菜を少々 
サラダ油 小麦粉 水、塩 こしょう しょうゆを適量
ハーブ類のバジルやオレガノ、パセリ、タイム
などを一緒に炒めてめて下さると、風味がでます。

〔作り方〕
ソース 
豆腐をほぐして水切りをし、他の材料と一緒にミキサーにかけ、クリーム状にする。
具と混ぜ合わせるときに、ざっと温める。
 
こんにゃくを細い短冊に切ってゆで、アク抜きをする。
きのこを小さく切り分ける。にんにくをみじん切りにする。
たまねぎ、にんじんを薄切りにする。
以上を油で炒め、しんなりしたら小麦粉を加えて炒める。
焦げつかないように水を加え、やわらかくなるまで煮る。
豆腐は一口大の角切りにし,湯通しする。塩を振って下味をつける。
薄めの味に調味し、火からおろして、ソースを加えてよく混ぜ合わせる。
器に盛り、にんじんとねぎと青菜を飾る。
ご飯、パン、パスタと一緒にいただく。

* 豆乳を使う場合、ソースを高温で煮ないこと。塩や酢の作用でもろもろになることがある。
  お鍋で温めたら火から下ろしてから混ぜる。
ソースは、通常のストロガノフの通り、サワーソースやクリームチーズを使つてもいい。

豆腐ナゲット
1 タレ
ニンニクとショウガをすり下ろす。赤唐辛子を、種を抜いて3,4個にちぎる。
平たい容器に醤油を入れて薬味を混ぜ合わせる。
2 木綿豆腐
しっかりと水切りをして3,4センチ角に切り、ソースに漬ける。
漬けた面にソースがしみこんだらひっくり返して漬ける。
3 揚げ油を熱する。
4 衣をつける
小麦粉を水で溶いて厚い衣にし、豆腐をくるむ。
水がしみ出ないように、片栗粉をまぜてもいい。
くるみながら油に落としてこんがりと揚げる。
そのままでいただく。




桜の花のおむすび

『ベジタリアンのいきいきクッキング』より。食べられる花には桜以外にもいろいろとあります。