2008/10月
花壇はきれいにならされて種から芽が出ている。秋から冬の野菜や花だ。
ブロッコリーはもうだいぶ伸びてきた。に
んじんも葉がサワサワと風に揺れている。
キッチンの壁にはまだたくさんのニンニク
がぶら下がっているけれど、もう来年のニンニクの種を
探している。
そばの花
© Edward Levinson
蕎麦の大好きな私たちは、あまり家では食べない。蕎麦だけはおそば屋さんに行く。石引の手打ち蕎麦を、冷やしで食べるのが好き。おつゆには鰹節のだしが使
われているけれど、お蕎麦だけには目をつむっていただく。おいしいのは否定できない。具は伝統的なのがいい。のり、梅干し、大根おろし、山芋。エビの天ぷ
らよりは野菜のかき揚げがいい。おなじみのおそば屋さんは、私たちのために野菜だけの天ぷらを作ってくれるのでありがたい。
自宅でおそばを食べるときは、たいていサラダ風にする。野菜、豆腐や油揚げ、のりやわかめ。ドレッシングの油はごま油。お酢をたっぷり。おそばの海苔巻き
寿司もおいしい。
これから新蕎麦の季節。信州のあの店、軽井沢のこの店がなつかしい。東京では、神田と六本木のあの店によく行った。
© Edward Levinson
9月
夏野菜は、例年より早く採れ始め、もう終わりかと思うと、また秋口から勢いが付いて、ナス、トマト、オクラ、キュウリ、ツルムラサキが毎日取れる。少々飽
きてきた。
わたしの定番料理
生で食べられる野菜が多いので、生を活かして
料理をする。火は使わないけれど、切るだけでなく、塩もみしたり、和え物にしたり、調味料を駆使してなんとか食欲の涌く工夫をする。
逆に、わざわざ火を通して変わった食べ方をする。
例えばキュウリ、ピーマン、ニンジンのきんぴら。
やっこ豆腐のバリエーションは、梅しょうばんとゆず胡椒で。
© Edward Levinson
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毎年秋、京都では盛大なベジタリアン・フェスティバルが開かれます。今年は10/5 日曜日。平安神宮前にて。詳しくは下記へ。
http://www.vegetarianfestival.jp/
東京でも開かれます。詳しくは下記へ。
http://www.tokyo-vegefest.com/
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『カラダにいいものを食べよう』は鶴田が訳した23年間にわたるロングセラーの本で
す。
それがこのたび、17刷りになりました。
この本は、アメリカの教師が子どものために書いた本のシリーズの1冊で、楽しいイラストが満載。栄養について、スーパーに並んでいる食品の成り立ち、ベジ
タリアンについて、など大人にも子どもにも役に立つ本です。1985年に初版ですが、中身は少しも古くない。四角いスイカなんて、
今ようやく話題になっているでしょう。
『カラダにいいものを食べよう』マリリン・バーンズ著 鶴田静訳
晶文社 2310円
「子どものためのライフスタイル 10歳以上みんな」
わたしたちはなぜ「もの」を食べるのだろうね。するとカラダの中でどんなことが起こるのだろう。ふしぎに思ったことはないかな?
全国の本屋さ
んで、またはネットでどうぞ。
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夏野菜と豆腐の煮込み
材料
なす ズッキーニ トマト
オクラ ピーマン にんにく 豆腐小1丁 バジリコ2〜3枚 油少々 味噌 塩、こしょう、醤油
作り方
1.ナスは小さい乱切り、ズッキーニは輪切りまたはいちょう切り、にんにくはつぶし、油でやわらかくなるまで炒める。
2.トマトを乱切りして4〜5個を残し、1に加え、バジリコを加えて煮る。
3.オクラを一口大に切り、ピーマンは種を取り輪切りにし、2に加えて煮る。
4.全体が柔らかくなったら調味をする。
5.豆腐をしっかりと水切りし、4に加える。残りのトマトを加え、もう一度味付けをする。豆腐に味が染み、トマトが崩れないうちに火を止める。このまま出
来るだけ長く放置し、全体に味を和ませる。
*熱くても室温でもおいしい。パン、ごはん、どちらのおかずにも合う。好みで、粉チーズを振る。
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初夏の味はグリンピースや空
豆。そしてうわーっと生えているミント。ミントで作った
ソースでいただく。ミートソースではないのでお間違えなく。
グリンピースのコロッケ・ミントソース添え
作り方
1.グリンピースはつぶれるくらいに柔らかく
茹で、水気を切り、ざっとマッシュする。
2.たまねぎとにんじんはみじん切りにして油
で炒める。柔らかくなったら小麦粉を加えて炒め、豆乳を少しずつ加えてクリーム状にする。
3.1と2をボールに移して混ぜ合わせ、調味
する。しばらく放置して冷まし、堅めにする(それでも丸めにくい時は、冷蔵庫で冷やす)。コロッケ状に丸めて衣をつける。170度の揚げ油でゆっくりと揚
げる
4.ソースの材料ーー 酢大
さじ3 油小さじ2 塩、こしょう、醤油 ミントの葉のみじん切り小さじ2を混ぜ合わ
せ、コロッケに添える。
私の定番料理
そらまめとアスパラガスのクリーム煮
作り方
1.そらまめは茹でて甘皮をむく。アスパラガスは一口大の長さ、にんじんは薄いいちょう切り、たまねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。
2.サラダ油を熱し、にんにく、たまねぎ、にんじんの順に炒める。野菜が柔らかくなったら小麦粉を加えて炒め、つぎに水を少しずつ加えて、ルー状にする。
3.ベイリーフとアスパラガスを加え、アスパラガスが柔らかくなるまで煮る。そらまめを加え、豆乳を注ぎ入れる。
4.調味料を入れて調味する。
5.器に盛り、チャイブまたはわけぎの小口切りを散らす。ごはんに添えていただく。
今頃の収穫野菜は、ジャガイモ、ニンニク、ニンジン、パセリなどのハーブ、
ベジ・アイル(野菜の島)では夏野菜の苗が元気です。でも虫がつき始めたので、毎日の見回
りが欠かせません。
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