2010年 春
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2010年 早春

寒暖の激しい立春以降。梅が咲き、鳥たちが朝 早くから鳴き、春の目覚めを教えてくれます。政治家たちも目覚めて欲しい。
自然災害は 容赦なく起こる。被災者に生きる希望を失って欲しくない。それを支えるのは、私たち一人一人の意志。
誰 もが春を本当に祝えるようにしたいものです。

© Edward Levinson



2010年冬
冬の寒さは当たり前なのに、つい、暖冬を期待 してしまいます。北西の風が吹き荒れ、日陰の氷は 溶けず。そこでエアコンやストーブでぬくぬくと暖まる。これで
二酸化炭素 25パーセント削減は果たせるでしょうか。
薪ストーブ を焚いて石化燃料を減ら す努力はしていますが、薪集めから薪割りまでの労力は相当なもの。
それでは今 はやりのヒートテックの衣服を着ましょうか。それが地球温暖化にどれほどの効果があるのか、知らないのですが。
とりあえず、自らは健康を害さず、寒さと飢えに苦しんでいる人々への思いを忘れずに10年が本当により良い社会になるよう、世の中から目を離さずにいま しょう。



2009 年夏から秋へ
セミの抜け殻があちこちにある。カブトムシが 木から下りてまたは落ちて、地上を這っている。夜鳴く虫の声が高い。季節の変わりを生きものたちが確実に伝えている。「チェンジ! CHANGE!」と言 う人間のかけ声を今年はたくさん聞いた。アメリカで、日本で、世界各地で。では自分は変われるのか? 「イエス、アイ・キャン」と言える人は幸せです。



2009年夏





2009年 春から初夏へ

1週間東京に滞在していました。ビルの谷底にいたのですが、それなりに愉しみました。 異界にいた気もしたのですが、かつて生まれ育った場所。水を得た魚の気分にもなりました。
銀座の裏通りには、マロニエや柳やハナミズキの並木 があり、高層ビルの上には
透き通っていないものの空がある。どこにいても嗅覚 で自然を探し当てることが出来るのです。そのように、どんな状況にいても光と空気と水を求めよう。すると与えられるでしょう。


2009年冬から春へ

枯れ草や敷き藁の下から、小さな芽が萌え出ず る春が始まっています。
この冬は、経済も社会も政治も全てが凍り付くような、冷たい北風が日本中に吹き荒れていました。けれどもやがて東風が吹き、暖かさが戻るでしょう。
それは私たちの足下にある大地が暖められた、地球の体温です。土台にしっかりと
立ち、こつこつと暮らしを紡いでいれば、どんな寒風にも、霜柱にも、寒さで揺るがないでしょう。
春に向かい、愛らしい刺繍を刺すように、自分のもつ糸と針でよりきめ細やかに暮らしを紡いでゆきたいと思います。

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