昨年か
ら三月までは、鶴田の本の出版、エドの本の校正、販促作業、といまだに忙しい。その合間にエッセイや書評を書く。訪問者を迎えるのはそんな忙しさの中のオ
アシス。何より
も、庭と周囲の景色を見ることが慰めと安らぎを与えてくれる。
四月に入ってもまだ作業は続くが、それに加
えて、庭の植物たちが生まれてくるからその世話もする。
まだ花
の少ない三月の始め頃から、ようやくクリスマス・ローズが咲いてくれて、おもいがけないプレゼントだった。この花は、数年前から栽培しているのだが、いつ
も枯らしたり、花が咲かなかったりと失敗を繰り返した。そしてようやく、1年半で、今度の苗が根づき、クリスマス・コーナーの13本全部が、それぞれ数個
の花を咲かせてくれた。四月になってもまだ、じっと下を向いて、散るのを我慢している。まわりに植えた野生のスミレが、何種類もの彩りで、クリスマス・
ローズを引き立てている。
ソローヒルの三月はまっきっきの黄色に塗り
込められた。レンギョウと菜の花と水仙とタンポポの黄色。段々になって、ドレスのフリルのようだ。その合間合間に、白い雪柳と瑠璃色のツルニチニチソウの
花がアクセントをつけている。
そして
やがてチューリップが大きく開いてくれるでしょう。
四月末から五月には、エドのピンホール写真
ワークショップがあるので、その準備に入ります。みなさんとまたここで会えます。
私の課
題=野鳥の研究。庭に来るいろいろな鳥たちの種類の名と鳴き声を覚えること。
絵を描
くこと。
連載
エッセイや本を作る仕事はもちろんですが、憲法九条の擁護もしなければなりません。
四月というのは、想いを新たにしてくれる月ですね。あなたの計画は??
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